― 南社長がシステム開発において大事にしているものは何でしょうか。
時代を超えて長く残っていくものを作りたいという想いです。誰が見ても「良い」と感じるものは必ず長く残ります。それを作るためには、興味をもったものに自分で直接触って、「何で?」という疑問をもつことが必要。たとえば、「何でこんな形をしているのか?」「なんでこんなに高価なのか」など、良いモノにはそこに必ずストーリーがあるんです。背後に作り手のロジックやバックグラウンドがきちんと存在している。それが社会に新たな価値を生み出し、長く残っていく。当社のスタッフにはそうしたホンモノを作り上げる喜びを感じてほしいと思いますし、自分自身も追い求めていきたいですね。
― それを実現できる存在として、どのような人材を求めていますか。
自分でビジネスを考えられるプログラマーですね。常に問題意識をもって、新しいビジネスの糸口を探しているような人材は魅力的です。つまり、自分で考えることのできる論理的思考や分析する力をもった人。良い部分と悪い部分を的確に把握し、良いところを伸ばし、悪い部分を改善できる、それを論理的に説明できる人ということになるでしょうか。
システム開発は当然テクニカルな要素を伴う技術職ですが、当社のコアコンピタンスである上流工程主義では、多分に「人」としての要素が必要になります。人間の感性や想いの部分を、システム企画開発というプロセスを通してコンピュータに置き換えるわけで、それは同時に、お客様の業務フローや各種情報を経営的観点の情報として集約し、人間力による経営判断を後押しできるものを創ることでもあります。それが、私たちシステムエンジニアの仕事だと思っています。
― 今後のビジョンを教えてください。
今やクルーズ業界は、かつてのような一部の人のものではありません。価格は多様化し、市場は拡大しています。業界は新しい波の途上にあり、当社もそれを逃すことなく時流に乗っていきたいと思っています。
そこで、従来の「Cruise World」にコンシューマー目線の要素を入れた、旅行代理店が顧客向けに使える新たなシステムをスタートさせます。予約や申し込みの受付に始まる顧客情報と、通常の旅行にはないクルーズならではの特典や有益な情報をシステムに落とし込み、旅行代理店にとってクルーズ旅行者の効率的な管理や集客につながるサービスとして確立したいと考えています。
もう一つは、クルーズに特化したBtoCのポータルサイトを立ち上げるプランです。広くコンシューマー向けにクルーズの魅力を情報発信できるポータルサイトを作り、船会社や旅行代理店の有益な情報を網羅したメディアとしてオープンするつもりです。
優雅にゆったりと旅行気分を味わいながら、リーズナブルにプランを楽しめる新時代のクルーズ。その魅力を一人でも多くの人に感じてほしいと思っていますね。
■ 南 宗孝 (みなみ むねたか)
1967年、北海道生まれ。高校時代に国際ロータリークラブ交換留学生として1年間オーストラリアに留学。高崎経済大学経済学部卒業後、旧大和銀行に入行して外為業務を経験。小売業に転職し、ビジネスリテラシーの観点からコンピュータシステムの企画立案に興味をもち、その後、上場企業の子会社であるシステム開発会社に勤務する。同社でクルーズ業界のシステム開発業務に従事し、その事業を受け継ぐ形で独立、2002年に有限会社フォースウェイブを創業、2006年に株式会社フォースウェーブに組織変更した。
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プロフィール
- お名前南 宗孝
- お名前(ふりがな)みなみ むねたか
- 出身北海道
- 血液型O型
- 平均睡眠時間6時間
- 平均起床時間7時
- 趣味外国語の勉強
- おススメ本『ビジョナリーカンパニー』
- 両親の職業教師
- 今までに訪れた国3ヵ国
- 座右の銘意思のあるところに道はある
- 尊敬する人父
- 好きな食べ物寿司
- 嫌いな食べ物コッテリ系全般
- 好きな言葉イノベーション
- 好きな歌(曲)80
- 過去に戻れるならいつ?大学生
- 休日の過ごし方本屋めぐり・買い物
- 好きなお酒の銘柄あまり飲まないけど、獺祭
- 今日の財布の中身45,000円