affectus株式会社 代表取締役 細井 保裕
多様性をそのまま受け入れ、自分らしく輝ける空間を創出したい
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2019年3月に設立されたaffectusという会社の名前を知らなくても、代表の細井保裕氏の名前は、知っているかもしれない。ホテルの所有者から運営を請け負い、高収益化させた多数の実績を誇るスペシャリストだからだ。そんな同氏が、affectusを運営会社として、新業態のホテル経営に乗り出した。それが東京・新宿にある「CEN DIVERSITY HOTEL」だ。性的指向、障がいの有無、国籍、信仰や政治信条にかかわらず、「すべての人に寄り添うダイバーシティホテル」というコンセプトで、2019年夏にオープンした。そこには、細井氏自身のホテル運営に対する真摯な想いがぎっしりと詰まっていた。
― 事業内容を教えてください。
ホテルの運営受託や経営コンサルティング業務です。オーナーに代わって施設の運営全般を請け負い、企画や営業戦略、人員の採用や教育、財務管理などすべての業務を行うことで、収益が上がる状況に転化させていきます。
そのなかでaffectusの特徴としては、おもにホテルの飲食部門の受託運営にも注力している点があげられます。フードコンサルタントなどと協業してメニューの考案を行ったり、カフェやレストランの運営を請け負って集客を図ることにも力を入れているのです。
また、従来にない個性的なコンセプトをもったホテルの運営にも積極的に乗り出しています。2019年夏に、新たに運営受託をスタートした「CEN DIVERSITY HOTEL」が、まさにそうです。
― 「CEN DIVERSITY HOTEL」のコンセプトはどのようなものですか。
「百人百様の生き方を尊重し、LGBTなどのマイノリティの性的指向の方を含め、人種や国籍、宗教にとらわれない、すべての人に寄り添うホテル」というコンセプトを掲げています。
ホテルは新宿の「百人町」にあり、ラテン語で「100」を意味する「Centum」を由来として名づけられました。つまり、百人百様の生き方を尊重するダイバーシティホテル。人や社会が多様であることを受け入れ、マイノリティに寄り添うホテルなのです。
― どのような経緯でそのコンセプトが誕生したのでしょう。
私たちに運営を委託したホテルのオーナー企業が、そうした構想をもっていたのです。聞いたときはおどろきました。というのも、じつは私は、ホテルの運営受託事業を始めたときから、「こうしたホテルをつくりたい」という想いがあったからです。実際、5年前にある機関に提出した事業計画書に、マイノリティに寄り添うホテル事業への想いをすでに記していたんです。
たとえば、「同性愛者も胸を張って働けるホテル」「障がい者の方が自然に泊まることができて、働けるようなホテルをつくりたい」などなど。
多様な価値観を広く受け入れ、社会のなかでマイノリティとされている方々が、自身の想いのまま、自然な姿で過ごせる空間を創出する――。そんな想いがすでに自分のなかにありました。ですから、今回の話をいただいて、「ぜひお手伝いしたい」と考えたわけです。
― 具体的に、どのような空間づくりをしているのですか。
44室のプライベートルームと、街の喧騒と遮断されたオープンテラスつきのカフェをそなえ、随所にプライベートな時間を大事にできる空間を用意しています。LGBT当事者のデザイナーの方に手伝ってもらったのも、こだわりのひとつでした。
そのほか従業員についても、外国人の採用のほか、LGBTの方の就職支援を手がける就活サイトを活用して、積極的に採用しています。さらに開業にあたっては、バックオフィスを含む多くのスタッフを対象に、LGBT研修を実施しました。
ただし、私たちスタッフはマイノリティのお客さまと、以前より当たり前のように、いつも自然に接していて、なにか特別な意識をもったり、感じたりするようなことはまったくないんですよ。なにか違うことをしようというのではなく、人種や国籍、宗教や性的指向などの多様性をそのまま受け入れ、ナチュラルに寄り添うようなホテルの運営を心がけていますね。
プロフィール
- お名前細井 保裕
- お名前(ふりがな)ほそい やすひろ
- 趣味スポーツ、旅行、読書
- 座右の銘思考は現実化する
- 尊敬する人中谷 彰宏
- 尊敬する経営者スティーブ・ジョブズ
- 好きな言葉成長
- 好きなスポーツサーフィン、スノーボード、格闘技
- 好きな芸能人さまぁ~ず
- もし生まれ変わったら?もう一度自分
- 過去に戻れるならいつ?戻る必要なし
- 休日の過ごし方自然の中に身を置く
- 好きな漢字一文字義