― なぜいま、「CEN DIVERSITY HOTEL」のような場所が求められていると考えたのでしょう。
いまやスマートフォンやタブレットなどの多様なデバイスが登場し、なおかつSNSによってさまざまな情報が即座に社会で共有されるようになりました。情報化が進むことで、LGBTなどのマイノリティの方に対する理解が進む面はありますが、一方で偏見めいたものが生まれやすくなる状況もあります。
つまり、なにか自分の価値観と違うものがあると、すぐに批判的な意見が拡散されて、偏見や差別的な意識が広がってしまうことがある。そうした社会環境だからこそ、マイノリティの人たちが安心して泊まれ、くつろいだ時間を過ごせる場所や空間が必要だと考えたのです。そうした意味での、「受け皿のひとつになれたらいいな」と思うんですよね。
― そこで働くスタッフにとっては、このようなコンセプトのホテルで仕事をする意味はなんでしょう。
新たな気づきを得て、自分らしく輝けることです。たとえば、それまで自分がまったく興味のなかったものでも、実際に経験してみたら夢中になる。自分とは正反対の考え方から思いもよらなかった気づきを得て、よりよい人生を送ることにつながる。まったく価値観が違う人と出会ったことから世界が広がり、新たな別の価値観が生まれる。そんな経験はだれしもあるでしょう。
「人種や国籍、宗教にとらわれず、すべての人に寄り添う」という当ホテルだからこそ、そこで働く人たちには、異なる価値観に出会うことが日常的に起きる。そのなかで働く人が未来への気づきを得られる場所であってほしいな、と私は思います。
― どんな人に働いてほしいですか。
とても基本的なことですが、笑顔のステキな人、そして礼儀正しく、元気であいさつができるような人であってほしいと思います。そういう人であれば、誰からも好かれるし、まわりから信頼してもらえるようになっていきます。
また、「ホテルをめぐる仕事はなんでもやってみたい」という挑戦意欲のある人。まずは素直に、「やってみよう」と思える人ですね。
当ホテルはフロント業務だけでなく、カフェの運営や調理など、いろいろな仕事を経験できるおもしろさがあります。その意味でも、仕事の中身についても多様性があるのが当ホテルの特徴。違った仕事や役割に出会えて、自分のキャリアのなかでの新たな気づきが得られるのも、このホテルのよさだと思いますから。
プロフィール
- お名前細井 保裕
- お名前(ふりがな)ほそい やすひろ
- 趣味スポーツ、旅行、読書
- 座右の銘思考は現実化する
- 尊敬する人中谷 彰宏
- 尊敬する経営者スティーブ・ジョブズ
- 好きな言葉成長
- 好きなスポーツサーフィン、スノーボード、格闘技
- 好きな芸能人さまぁ~ず
- もし生まれ変わったら?もう一度自分
- 過去に戻れるならいつ?戻る必要なし
- 休日の過ごし方自然の中に身を置く
- 好きな漢字一文字義