― 天野代表が会社経営において大切にしていることは何でしょうか。
経営理念として、私が最も重要だと考える組織としての理想像は、「主体性をもった従業員の集まりであること」。チームとしての目的を達成するために、社員一人ひとりが自身の役割について主体的に考え、自ら行動する「サッカー型の組織」を作ることです。
人から言われたから行動するのではなく、気づいた瞬間、自ら責任をもって行動できる、少数精鋭のプロフェッショナル集団として成長していきたいと考えています。プロ集団の中で切磋琢磨しながら、社員の中から「経営者になりたい」というマインドをもったリーダーが育つことが私の願いです。
実際にエー・ケー・プラスの中からは、社員が独立、法人化した3つの会社が生まれていることが最大の喜び(自慢)です。自分のSESチームを独立採算で法人運営する形や、新規ビジネスを立ち上げても構いません。「新たなサービス価値を社会に生み出すことにこだわりをもつ経営者を1人でも多く育てたい」という思いが根幹にあります。
だからこそ、果敢にチャレンジし続ける気持ちを社員には持ち続けて欲しい。私自身、これまで数多くの失敗を経験し、そこからの学びを糧に前に進んできました。失敗を恐れることなく、変化を怖がらずに未来の価値を求めて行動することが成功を導きます。さらなる高みや想いにチャレンジし続け、自分ならではの道を歩んで欲しいと思いますね。
― 社員は御社でどのような幸せを手にできると考えますか。
人はそれぞれ、何に幸せを感じるかは当然ながら違います。その中で、会社という組織はボランティアではなく、収益を挙げて利益を積み上げていくことで、社員にも社会にも幸せを還元することが可能になります。
幸せを手にするためにはお金も必要で、社員が金銭的な価値を求めて自己実現を図ろうとする姿勢は当然です。そして、それがお客様の満足を高める上での仕事へのモチベーションになると思っています。
しかし、より重要なことは、「何のためにお金を稼ぎたいのか?」という個々人の目的にこそあります。つまり、「家を買うこと」は目的なのではなく、「家を買って家族と幸せに過ごすこと」が人の本当の目的。だから、社員に、「自分なりの幸せ」「自分自身の価値観」に気づいて欲しいし、自分がハッピーなことを見つけること、気づくことが何より大切だと思います。
― 天野代表が考える、社員全員に共通するハッピーとは何でしょうか。
自分自身に挑戦し、それまでの自分を変革させることが、「未来に向けて成長できる自分」を創ることに繋がります。その思いを手にしてもらうことが、当社が従業員みんなに提供できるハッピーなのではないかと思います。
私は縁あって仲間になってくれた従業員全員に、当社での仕事を、自分を高めるためのマインドチェンジの機会にして欲しい。自らの固定観念を変革し、チャレンジできる自分を創り出す。自分が変われば会社も変わり、社員みんなが笑顔になってハッピーの連鎖が起きていきます。1人ひとりがそれぞれの幸せに向かってチャレンジしていける環境があることが、従業員にとっての一番の幸せなのではないかと思います。
プロフィール
- お名前天野 秀紀
- お名前(ふりがな)あまの ひでのり