― 御社にはどのような動機で入ってくる美容師の方が多いのですか。
本物の技術を身に付けたいという動機で来られる人ですね。たとえばずっとお客様としてご来店頂いていた方の娘さんを、「美容師になるにはここしかない。預かってほしい」と頼まれたことや、東京の美容学校を出て都内の人気店で働いたけれど、自分の思う美容とは違和感を感じて当社に入社した人もいます。
またいちどは研修生として来てみたものの、「やれる自信がない」と近くの美容院に2年半くらい勤めた後で、「ここの技術が本物であることが分かった」と帰ってきて、今は店長となっている男の子もいます。
― 岡本代表はどのような人材を育てたいと思っていますか。
世界で活躍できる美容師です。流行に流されるのではなく、次の世代につながる確かな技術を身に付けてほしい。一流になるには一流にふれることです。ここには、そのあらゆるチャンスがあります。
確かに東京の青山や六本木のサロンを見ると、話題性や見栄えの良さ、街のブランドでお客様を惹きつけるほうが簡単かもしれません。そうではなく、自身の美容師としての実力で稼げるようにならなければ意味はない。
場所で稼ぐという空虚なブランドではなく、地に足を着けて、どこでも勝負できる自分自身の実力こそが重要なのです。時代を超えて生き残っていくものが本物であり一流なんです。
― 今後のビジョンを教えてください。
「世界中でたった一人のあなた」を創り出すことのできる本物の美容師を1人でも多く育てることが私の使命です。そのためのメッセージとして、私たちが力を入れてきた日本文化の美容への融合をめざして、「日本岡本稽古堂」という、美容師に日本髪を教える会を来年立ち上げようと思います。
そこでは、江戸結と京結いの日本髪を「21世紀の髪結い」と位置づけて新たな手法を創作していきます。流行のヘアスタイルが作れるということだけでなく、日本人ならではの日本髪を教わりたいという人が全国から集まって来てほしい。そうした日本の有志を集める場となる、「日本岡本稽古堂」への多くの参加を待っています。
日本の文化を知り、洋髪と融合することで世界と勝負できる美容師を育てる。そのために21世紀の髪結いどころを確立していきます。それを実現することが、私がこれまで美容の道を歩んできた答えです。そう考えて、全総力を注ぐつもりですよ。
■ 岡本 悦美 (おかもと よしみ)
・静岡県生まれ ・1968年 静岡県美容技術選手権大会で優勝 ・1973年 富士宮市に1号店「悦ヘアサロン」をオープン ・1977年 VIDALSASOON杯争奪全日本カットコンテスト第1回6位入賞 ・1978年 VIDALSASOON杯争奪全日本カットコンテスト第2回優勝 ・1979年 VIDALSASOONアカデミースクール ロサンゼルス校 ・サンフランシスコ校を卒業 ・1982年 悦(よし)ヘアサロンとして独立開業ののち株式会社ビューティー岡本を設立 ・1985年 富士市に2号店をオープン ・1991年 沼津市に3号店をオープン ・2004年以降 日本髪をはじめとした日本文化の継承に尽力し美容のスタイルに新たな境地を開拓中
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イシン株式会社
プロフィール
- お名前岡本 悦美
- お名前(ふりがな)おかもと よしみ
- 出身静岡県
- 血液型A型
- 平均睡眠時間7時間
- 趣味日本文化
- 今までに訪れた国18ヵ国
- 座右の銘富は一生の宝 得は万代の宝
- 尊敬する人Vidal Sassoon
- 尊敬する経営者吉田茂(指導者か・・・)
- 尊敬する歴史上の人物千利休
- 好きな映画Roots
- 思い出に残るプレゼント一生付き合えるモンゴルショール
- いま欲しいプレゼント象さん
- もし生まれ変わったら?この人生の続きを生きて行きたい
- 過去に戻れるならいつ?戻る必要はない
- 好きなお花野の花
- 飼ってるペット老犬1匹 猫4匹