― プロセスにおける特徴を教えてください。
「問いかけ」を多用することです。「それはどんな意味を持つのですか?」「その価値は誰が決めるのですか?」等々、自分自身と向き合い、思考を促す「パワー・クエスチョン」を投げかけます。そして、潜在意識の中に眠る、本人が気づいていない思いを引き出します。同時に、「スリル」、「スピード」、「サプライズ」という3原則を使ったメリハリとスピード感で、感情を揺さぶります。
― めずらしい手法ですね。どのように進めていくのですか。
研修やセッションの中で、論理的思考に基づく講義型のプログラムと、五感を駆使する体験型のプログラムを交互に何度も繰り返します。また、「問いかけ」で思考を促すことで、右脳で感情を引き出し、左脳で言語化し、全脳をフルに稼働させます。このプロセスを何度も繰り返し、身体に落とし込むのです。これを私は、「ハイブリッド研修」と呼んでいます。
受講者はクタクタに疲れますが、チームメンバーとともに、心地よい達成感に包まれます。心が揺さぶられ、モチベーションが持続する状態が継続すること、それが「自己改革のスタート」です。
企業の人事担当の方から、「研修直後はモチベーションがあがる。でも、時間が経つと元の状態に戻ってしまう。」こんな話をよく聞きますが、とても残念なことです。研修の中で本人の学びが深まることは当たり前。大切なことは、通常の生活や仕事に戻っても、行動とモチベーションが持続することです。
― 成果についてはいかがですか。
「一研修一入魂」で行なう研修では、アンケート結果やヒアリングからも高い評価をいただき、かなりの手応えを感じています。企業研修でも9割以上のリピートをいただいており、また、個人向セミナーやコンサルティングでも、口コミと紹介・リピーターの方が約8割以上いらっしゃいます。受講者の方々が、イキイキと活躍する姿を見ることが、私にとっての何よりのやりがいです。
― 大久保さんが導くことで、大きく変わった事例を教えてください。
「社内では活躍の場がないから、起業するしかない。」不満だらけのリーダーは、自分の実力不足を会社のせいにしていたことに気づき、猛烈にスキルアップ。結果的に組織のコアメンバーとして現在活躍しています。
「コミュニケーションが苦手で外出できない。」シャイで内気な大学生は、自分の強みを認識し、自信を持つことで一部上場企業の営業職を含め、3社の内定を獲得しました。
「起業して2年。全く成果が出ず、これ以上続けられない。」自信をなくした起業家は、新しい未来を描き、顧客の価値を追求し続け、今では過去最高収益を実現しています。みな、自分自身の気づかなかった可能性に気づき、目の前のチャンスを確実に手にすることで、本物の勇気に目覚めた方々です。
プロフィール
- お名前大久保 祐子
- お名前(ふりがな)おおくぼ ゆうこ
- 出身静岡県
- 趣味筋トレ・行動観察
- 座右の銘有言実行
- 好きな作家リンダ・グラットン
- 好きなスポーツテニス
- 出身校静岡薬科大学薬学部薬学科