― 「医療転職.com」や「＠Medicalist」を通してどのようなことを実現させていきたいですか。

　より多くの医療関係従事者にこのサイトを使ってもらい、一人ひとりのキャリアプランや選択肢を広げてもらうことです。

　たとえば、病院で働く医療資格者の方たちは病院で働くことしか選択肢がないと思いがちです。しかし、メディカルドクターといって薬を創るときには医者が必要で、病院より高い給与を出す企業もあります。看護師も、医療機器の使われ方を臨床の観点で説明するためのクリニカル・スペシャリストや、臨床開発モニターという道もあります。また、薬剤師も病院や調剤薬局だけでなく、製薬メーカーの薬事申請担当者という働き方があります。一方で、異業種で高いスキルと実績を持つ人材に医療業界で活躍してもらう。そういった気づきとしても活用していただければと思っています。

― 今後の目標を教えてください。

　医療業界の人材紹介業としては圧倒的な牙城を築くことです。現時点で医療機器、製薬業界の主要クライアント様に関しては決定数でも大手各社と肩を並べるくらいになっていますので、そこを突き抜けて圧倒的な頂点を目指したいと思っています。

　関連ポータルサイトとしては、登録数5万人が一つの短期目標で、医療業界の情報に関してはここに来れば全て得られる医療情報の総合サイトに育てていきたいですね。