― 岩永社長がITシステム業界に入ったきっかけを教えてください。
私は法学部出身で、大学卒業後は司法書士を目指していました。都内の法律事務所に入所し見習いとして働かせてもらっていたのですが、そこで感じたことがあったのです。来訪者は当然いろいろな悩みを抱えて相談に来るわけですが、相談者よりもずっと若い弁護士の先生たちの対応が、上から目線で少し横柄に感じたのです。そんな姿勢を見て、自分には向いていない業界だと思うようになったのです。
それがきっかけで法律事務所は1年程度で退職。そのとき、コンピュータのソフトウェア会社の人材募集広告を新聞で見つけて、思わず応募したのです。コンピュータ関連の業務経験はありませんでしたが、もともと数学は好きだったので採用試験を受けてみたところ、適性試験で全体の2番になったんですね。社員30名程度の小さなソフトウェアの開発会社だったのですが、それがシステム業界に身を投じた最初の職場になりました。
その後、ある取引先の部長を通してソフトウェア開発の新会社を興す機会に誘われ、私も役員として加わって起業に携わり、その会社でコンピュータやソフトウェア開発だけでなく、会社経営についてもさらに学んでいきましたね。
― そこからどのように今の会社の起業につながっていったのですか。
その後、大手電機機器メーカーの子会社であるITソリューション系の会社から声をかけてもらい転職。東京事業所を統括するマネージャーの役割を任されました。そこで12年間、マネジメントを担当する管理職として経験を積んでいきました。
その経験を基に、エンジニアが自由に働ける場を自らつくろうと思いました。2010年に私が代表に就任して、グッドウェーブを設立。ソフトウェアの受託開発とSES業務を中心にしたITシステム会社として船出しました。
― 東京事業所をマネジメントする立場で学んだことは何でしたか。
離職者を出さずに業務を進めるには、人間関係が非常に大事だと痛感しましたね。同時にエンジニアのモチベーションをどう上げていくかという課題は私自身にとっても大きな試練でしたが、その経験は現在の経営のなかで役立っています。エンジニアがいま何を求めているか、どう成長したいと思っているか、どんな仕事をしたいか。私自身がエンジニアであり、またエンジニア100名のマネジメント経験があるからこそ、よく分かるのです。それは私自身の強みでもあります。そうしたコミュニケーションをスタッフと言葉を交わしながら積極的に取っていくことで、当社の人間関係は非常に良好ですね。
プロフィール
- お名前岩永 雅直
- お名前(ふりがな)いわなが まさなお
- 出身東京都
- 身長170 cm
- 体重72kg
- 平均睡眠時間4.5時間
- 趣味多趣味で書き切れません
- おススメ本『父の詫び状』 向田邦子著
- 購読雑誌「週刊アスキー」
- 家族妻とラブラドール
- 座右の銘徳孤ならず、必ず隣有り
- 好きな言葉置かれた今を楽しむ
- 好きな作家帚木蓬生
- 好きなスポーツ柔道、マラソン(共に見るだけ)
- 好きな俳優トミー・リー・ジョーンズ
- 好きな歌(曲)「さらば夏の日」
- 思い出に残るプレゼント大きめのパスタパン
- 過去に戻れるならいつ?18歳の夏
- 休日の過ごし方妻と犬と遊ぶ
- 好きなお酒の銘柄二階堂 吉四六
- 出身校青山学院大学法学部
- 飼ってるペットラブラドールの論蔵