― 今田代表が院長夫人塾をスタートすることになった経緯を教えてください。
私は歯科医の夫と結婚する前に、大手人材派遣会社に在籍して人材コーディネーターの仕事をしていました。登録スタッフの個性を見極めて強みや長所を引き出し、企業のニーズとのマッチングをはかる仕事で、今の役割の土台になる経験ができたように思います。
その後、歯科医の夫と結婚し、2年後に夫の郷里の山口県萩市で開業。院長夫人として院内のスタッフマネジメントや経営面を見ていくことになりましたが、医院の運営などもちろん経験ありませんから、最初は戸惑うことばかりでした。
でもそこで、自分の強みは何か、医院の中で生かせるものは何かと考えたんですね。そして私はもともと接客が好きで、以前は大手旅行代理店にいて接遇も学んでいましたので、患者さんへのサービスの質を徹底して高めようと決めたんです。
問診の取り方や患者さんとの話し方、スタッフの身だしなみなどにこだわり、評判が口コミで拡大。患者数が月間延べ2000人以上という人気歯科医院となりました。加えてスタッフとの信頼関係を重視し、面談などのコミュニケーションを活発化。定着率の良い職場環境を作り上げることもできました。
すると、地元の医院の院長夫人で集まって話をする機会に、医院の運営やスタッフへの接し方などの相談を受けるようになったんですね。そして、本当に改善したいと思って相談される方には、きちんとした答えを提供することで思いに応えてあげたいと考えるようになり、2015年に現在の院長夫人塾をスタートしたのです。
― いま、受講生に向き合う際に大切にしていることは何ですか。
お一人おひとりに全力で向き合い、寄り添っていくことに尽きます。その人の心の深い部分にある想いや強みを見つけていくためには、とことん向き合って、全力で対話を重ねていかなければ到達できません。院長にも誰にも話せていない、という事柄まで引き出せるようになるには、全力で向き合わなければ無理なんですね。
そのためにも、受講生の皆さんに信頼してもらえる自分にもっと成長していかなければなりません。医院の成長とともに、院長夫人としての新しい「あり方」にも自問自答しながら向き合っていく毎日です。
― 今後のビジョンを教えてください。
第1期の院長夫人塾が終わりましたので、第2期、3期と続けていくことが当面の目標です。受講生の方とは、「いずれみんなで同窓会でもできればいいね」と話しているんですよ。
そして将来的なイメージでは、私自身がお客様の医院の現場に実際にコンサルタントとして入り、取り組みの仕方を実際に見てもらうような仕組みを導入することも必要と思っています。院長夫人塾は、医院の現場での「実践」を重視する学びですから、それをより訴求できるような内容にしていければいいですね。
これからも、院長夫人が各々の強みや思いを表現することで、医院の中でスタッフが生き生きと仕事ができ、誇りがもてる職場が増えるよう手助けしていきたいと思います。
■ 今田 秀子 (いまだ ひでこ)
三重県生まれ。JTB中部メディアの海外旅行課を経て、大手派遣会社の(株)スタッフサービスに転職し人材コーディネーターとして活躍、派遣採用人数全国1位を獲得。結婚後、夫が代表を勤める歯科医院の院内マネジメントを担当、女性が働きやすい環境を整えることで勤続10年以上のスタッフが続出、定着率の高い職場環境を作り上げた。2015年、院長夫人を対象にした「院長夫人塾」をスタート。悩める院長夫人の救世主として注目を集めている。
この企業の関連ページを見る
- コーポレートサイト
- その他のサイト
※このサイトは、取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。
ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。
イシン株式会社
プロフィール
- お名前今田 秀子
- お名前(ふりがな)いまだ ひでこ
- 出身三重県
- 血液型A型
- 両親の職業父 僧侶 母 琴曲師範
- 尊敬する人福島正伸先生
- 尊敬する経営者松下幸之助さん
- 尊敬する歴史上の人物豊臣秀吉の妻
- 好きな言葉一所懸命
- 好きなスポーツソフトバレーボール
- 好きな映画スターウォーズ
- 好きな芸能人明石やさんまさん
- 好きな俳優唐沢敏明さん
- 好きな女優米倉涼子さん
- 好きなミュージシャン中森明菜さん
- 好きな歌(曲)アンパンマンの歌
- 思い出に残るプレゼント娘がくれたお守り
- 過去に戻れるならいつ?高校生時代
- 休日の過ごし方家族でのんびりと過ごす
- 好きなお花蓮華草
- 好きな漢字一文字縁