― そこから御社の快進撃が始まったわけですね。
2年ぐらい前から、さらに追い風が吹いてきました。それはパソコンメーカーの無料サポートが少なくなってきたこと。有料サービスであれば、品質の勝負になります。実際、最近は当社への直接依頼が急増しています。
また、お客さま先へ訪問するカタチも再評価されています。なぜなら、ホームネットワークのトラブルは訪問しないと解決できないからです。スマートフォンに関わる自宅の無線LAN環境は、携帯ショップではわかりません。
― スマートフォンやタブレット端末など、多種類の電子機器のトラブルに対応するのは大変だと思います。なぜ御社は多様なトラブルに対応できるのですか。
新しい電子機器については、メーカーから発売前にテスト製品を提供してもらいます。そのテスト製品を使って技術研修を行い、起こりうるトラブルと解決法を検証しています。だから、当社は多種多様なトラブルに対応できるのです。
― なるほど。御社は新卒採用に力を入れているそうですが、その理由を教えてください。
サービスの品質は「人」で決まるからです。技術力は入社後に身につけられますが、接客力は育ってきた環境で決まる。だから、何色にも染まっていない新卒の採用に力を入れているんです。
当社が求める接客は、お客さまの依頼に応えるだけでは不十分。たとえば、パソコンがコンピューターウィルスに感染した場合、それを駆除して終わりではありません。感染した原因を根本から解決しなければ、お客さまのパソコンは再びウィルスに感染してしまいます。ですから、もしウィルスソフトの更新期限が切れていれば、「新しいウィルスソフトを当社が入れることもできますよ」と提案します。このようなマインドを持っている人材だけを採用しています。
― 御社ではどのような人材が活躍しているのですか。
お客さまの喜びを真剣に考えている人材です。心の底からお客さまのために仕事ができる人ですね。あとは社長の私に直接意見を言える人です。中途社員にありがちなのは、「社長に直接話してはいけない」と思い込んでしまうこと。すると、新卒社員が意見を言っても、中途社員の上司がさえぎってしまう。こんな些細なことは社長に聞けないと。でも遠慮する必要はありません。お客さまの満足を第一に考えれば、自ずと積極的に行動できるはずです。
― 御社の今後のビジョンを聞かせてください。
「パソコンのことで困ったら、日本PCサービス」と言われる存在になることですね。もちろんパソコンだけではなく、デジタル家電、スマートフォン、タブレット端末、ホームネットワークに対しても同様です。そのためには、新たな文化を創る必要があります。たとえば、トイレの水の流れが悪くなっても、TOTOには電話しませんよね?クラシアンなどの専門会社に電話するでしょう。自動車のバッテリーがあがっても、メーカーや販売店には電話せず、JAFに電話する。
でもパソコンだけは、いまだに多くの人がメーカーや販売店に電話している。私たちはこの文化を変えたい。当社のような「第3の選択肢」があることを多くの人に知ってもらいたいんです。この「第3の選択肢」は即日対応かつ、データが消えない。個人情報も漏らしません。今後はサービスの認知度を高め、業界のリーディングカンパニーを目指します。
■ 家喜 信行 (いえき のぶゆき)
1976年、兵庫県生まれ。桃山学院大学を卒業後、ITパッケージソフトの販売会社に就職。その会社ではトップセールスを約2年間続けた功績が認められ、若くして大阪営業所の所長になる。また同営業所を全国トップにも導いた。2001年に株式会社マネージメントクリエイティブを設立し、代表取締役に就任。2008年に日本PCサービス株式会社に改称。全国136拠点にて、即日対応のパソコン総合サービスを展開している。
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プロフィール
- お名前家喜 信行
- お名前(ふりがな)いえき のぶゆき
- 出身兵庫県
- 身長180cm
- 体重70kg
- 血液型A型
- 趣味ゴルフ
- おススメ本『人を動かす人になれ』
- 家族妻、息子、娘
- 座右の銘晴天を誉めるには、晩天を待て
- 好きな食べ物ハンバーグ、カレー、鉄板焼
- 出身校桃山学院大学