― 御社ではどのようなドライバーの方が活躍していますか。
当社のドライバーは8割の方が未経験者です。でも、しっかりと活躍できるようになるんです。
動機としては、やはり「稼ぎたい」という思いで来られる方が多いですし、私自身も「稼ぐために頑張れる人」ということで募集も行っています。
もちろん、頑張るからには稼いで頂きたい。その為に宅配便の配送の現場をいかに魅力あるものにするかが私の目指すところであり、納得のいく環境でしっかり稼いでもらうことを主眼にさまざまな努力を重ねています。
またその半面、自分の生活のリズムに合わせて、無理なく働けることも軽貨物配送の仕事のメリットです。午前午後のどちらかだけ、大きなマンション1棟だけを受け持ってもらい、お小遣い稼ぎの感覚で働いておられる年輩の方もおられますよ。
― 小川社長が経営者として大切にしていることは何でしょうか。
相場ではなく仕事に見合った報酬を得てもらうために、最も効率的な仕事内容を構築することです。そのためにも、請負先と同時にパートナーであるドライバーの皆さんとの関係構築が第一です。
皆さんは自社の社員ではなくパートナーですから、企業間取引において「信頼・実績」の二文字が欠かせないのと同様に、誠実なお付き合いしていくことが大事だと思っています。
そのためにも新規のパートナー様へは初期対応から慎重に行い、最終的にはご満足いただける「条件」を確立させることが重要で、その確立があってこそ、ドライバーの皆さんの「サービス品質の維持・向上」への意欲にも繋がっていくと思います。そうやって質の良い仕事をすることで請負先からの信頼も得られるのです。
モチベーション高く仕事をしてもらうことで、請負先にもユーザーにも喜んでもらえる。それを構築していくのが軽貨物輸送会社の役割だと考えています。
― 今後のビジョンを教えてください。
ここ数年、軽貨物事業者が活躍する場は急激に増えていますが、やはり宅配業務は人気が良くありません。社内便やルート配送、ネットスーパー配送等他の業務と比較すると「ただ忙しい」という印象が強いからでしょう。通販業界が急速な発展を遂げ、すでに20年が経過していますが、スマートフォンやタブレットの普及によって手元で買い物ができるようになり、利用者はさらに増えています。その一方で宅配会社のドライバー数は年々減少し対応に苦戦。サービス品質の維持すらままならない状態のところもあります。さらに、少子高齢化により人材の確保に厳しさが増す中、その足元では現役社員の高齢化や減少により処理能力の衰退という事態も待ち受けており非常に深刻な状況です。
だからこそ、そうした状況への対応策として、軽貨物事業者が長く働き続けられるような環境づくりをしたいと思っているのです。
また、私は自動車整備の経歴もあり、今も自社の軽貨物車両の整備は自分で行っているのですが、今後は今の軽貨物輸送に加えて自動車整備のサービスを事業として行っていきたいという思いもあります。ドライバーさんの車を個人事業主の目線で安く修理やメンテナンスしてあげることもできますし、そうした面でもパートナーの方に安心して仕事をしていただけるように、今後も環境整備に力を入れていきます。
■ 小川 真二 (おがわ しんじ)
1969年5月28日生まれ、北海道出身。大手宅配会社でセールスドライバーおよび管理職を経験するなど17年のキャリアを積む。宅配便のドライバーの業務環境をもっと良くしたいという思いを胸に、2013年に独立起業して株式会社関東軽貨物輸送を設立、代表取締役に就任した。大手宅配会社時代に培ったノウハウと、業界を熟知するからこその交渉力によってドライバーが働きやすい環境の構築に尽力。ドライバーの高い定着率とともに、配送の品質においても業界内の信頼を獲得し、着実な成長を続けている。
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イシン株式会社
プロフィール
- お名前小川 真二
- お名前(ふりがな)おがわ しんじ
- 出身北海道
- 身長170cm
- 体重71kg
- 血液型O型
- 平均睡眠時間6時間
- 趣味アウトドア
- 座右の銘企業も生き物。変化する
- 好きな食べ物焼肉
- 好きな言葉可能性
- 好きな漢字一文字志