― 小山社長のこれまでのプロセスについて教えてください。
当社は父親である先代社長が、アクリル樹脂の加工を主な事業として立ち上げた会社でした。しかし、アクリル樹脂産業が次第に下り坂になり、会社の負債も増加することに…。
そこで、もともとデザインに興味があり、専門学校で勉強もしていた私が中心となって、サインのデザイン・施工を新規事業にして業態の転換をはかろうと考えたのです。
しかし、最初から新しいサインの仕事がどんどん入ってくるわけもありません。数年は打合せの合間に、ゼネコン各社の工事現場を直接訪ねて、飛び込み営業を続ける毎日…。いつも門前払いが当たり前で、100件のうち1件くらいで、やっと見積り提案をさせてもらえるような状況でした。
でも、新しいことをやらなければ会社に未来はありません。まずは顔と会社を知ってもらい、とにかく間口を広げるつもりで懸命に現場営業を続けましたね。
そしてあるとき、大手のゼネコンから「石巻に専修大学の新しいキャンパスができるので、そのサインをやってみてほしい」という話をもらったのです。
願ってもない大きなチャンスを得て、仕事は無事に成功。その受注が実績になり、サイン事業は軌道に乗っていくことになったのです。
― 小山社長が大切にしている経営理念は何でしょうか。
当社は経営理念として、「建築物の顔をつくる重要なデザインであるサインを主業とし、先進のデザインと技術力で、安全で高品質な製品を末永く提供していくことで、社会貢献していく」「社員・取引会社・お客様を大切にし、共に成長していく企業を目指す」ことを定めています。
そして社員が生き生きと働ける環境をつくること、さらに会社と社員の成長を促し、社員とその家族を幸せにしていくことも大切なビジョンとしています。
私は少し前までは、サインのプロデュース事業は専門性が高いことから、「自分だけでやるしかないんじゃないか」と考えていたんです。
でも今の若い人も、立派にできるんですよ。お客様の思いをきちんと汲み取り、カタチにすることで高い評価をいただいています。現在弊社社員の平均年齢は33.8歳です。多くの若い人たちが育ってくれているのはとても心強く、今の私の一番の喜びですね。
― 今後のビジョンについて教えてください。
私は「リピート100%をとる!」ということにこだわりを持っています。お客様とのやり取りの中で、納得のいかないものをそのままにしていては、決してリピートにはつながらず、企業としての成長もありません。
お客様から受けた課題を解決していくことで新たな信頼が得られ、仕事のリピートにもつながります。同時に会社と社員のスキルやノウハウを伸ばすことにも結び付くのです。
そのためにも新機械の導入によるさらなる品質向上などにも積極的に取り組み、「業界ナンバーワンを目指す」という目標をこれからも追いかけていきたいと思います。
サインという形で、自分の考えた作品が多くの人の目に触れながら残り続けることは大きな達成感を伴うものです。まちのなかにある建物の「顔」をつくる面白さとやりがいを、ぜひ多くの方に感じてほしいですね
■ 小山 竜司 (こやま りゅうじ)
1964年12月生まれ。1986年に父親が設立した小山化成工業株式会社に入社、それまでのアクリル樹脂加工の事業から、建物サインのプロデュース事業への大胆な業態転換に成功。2002年に代表取締役に就任。2013年新社屋移転に伴い社名を株式会社KOYAMAに変更し、独自の企画力を強みに、デザイン・設計・製作・施工までをワンストップで手掛ける優位性で成長を続ける。スピーディーな対応と優れた品質が評価され、国内を代表するスーパーゼネコンをはじめ、多数の大手ゼネコンを顧客に高い実績を重ねている。
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イシン株式会社
プロフィール
- お名前小山 竜司
- お名前(ふりがな)こやま りゅうじ
- 出身東京都
- 身長169cm
- 体重73kg
- 血液型B型
- 平均睡眠時間5時間
- 平均起床時間6時
- 趣味ドライブ
- 家族妻と娘3人
- 今までに訪れた国15ヵ国
- 座右の銘夢は必ず叶う
- 尊敬する人小泉純一郎
- 好きな食べ物カツ丼
- 嫌いな食べ物納豆
- 好きな言葉一生懸命
- 好きなスポーツモータースポーツ