― 店舗の業務にどのような付加価値をもたらしますか。
アイテルは、「業務改善システム」であることに大きな意味をもちます。お店のPOSレジシステムと連携し、ご提供いただく「空満」情報を加工して店舗にお戻しすることで、業務改善に役立てることができるシステムです。アプリでわかる「空」と「満」の情報は、店側の稼働状況を表すものでもあります。アイテルを活用することで、たとえば本部は全店舗の稼働状況を一覧で把握できます。
さらに、アイテルを使うことで店舗側は空き状況を探すユーザーの動向を知ることができます。空満情報を見たユーザーのデータを店舗側にフィードバックすることで独自のマーケティング情報をご提供し、マーケティングに役立てていただけます。
このように、店舗やユーザーから上がってくる情報を無駄なく加工しフィードバックすることで、最大限に活用することができます。また今後の機能拡充によって、店舗側はアイテルで店を探しているユーザーの位置情報が認識できる仕組みになりますので、いっそう機能的に活用いただくことができます。
― ほかに店舗側のメリットはありますか。
このアイテルが機能するのは、実は二次会マーケットです。一次会のレストランや居酒屋については、多岐にわたるサイトからの予約システムなど集客のためのマーケティング手法が確立されていますが、二次会の場合はまだまだ未成熟です。
アイテルは、二次会に流れる際に、空いているお店をすぐに見つけたいというユーザーのニーズを満たし、店側は来店に結び付けることができます。
また、クーポンを付加する割引で集客を図る手法が主流ですが、二次会市場のでは割引によるニーズよりも、空いている店舗をいち早く見つけて入りたいというニーズのほうが優先される場合が多いと考えています。つまりアイテルは、値切らないお客様を誘導することができるツールであり、店舗のメリットは大きいと思います。
今まで店舗においては、こうした流動的なお客様に手が届くようなツールはありませんでした。それはマーケット自体がなかったからで、アイテルは新たな市場を創造するための働きかけでもあります。同時にリピーターへのサービスとしても活用いただくことが可能です。
― 今後のビジョンを教えてください。
東京五輪に向けて、日本にはインバウンド旅行客がいま非常に増えています。今後は、こうした海外からの旅行者にアイテルの利用を促していきたいという考えがあります。
そして2020年以後には、そのノウハウを海外に展開して、あらゆる国で歩きながら片手で手軽に情報を探せるツールとして世界中で親しまれるアプリに成長させたいです。
アイテルをはじめとした自社コンテンツはもちろん、Webサイトやアプリの受託開発も同じように、「Happyを創造する」という理念の実現をビジョンの先に捉えながら、今後も多くの人の価値につながる事業展開をしていきたいと考えています。
■ 田島 秀賢 (たじま ひでのり)
1975年、大阪府生まれ。楽天トラベル株式会社で旅行ポータルサイト「旅の窓口」のマーケティングを担当。新規客獲得戦略などで高い実績を残す。2004年に独立し、株式会社リビングスクエアを起業して代表取締役に就任。Webサイトやアプリの受託開発を手掛ける一方で、自社コンテンツの開発・制作も積極的に展開。店舗集客の空き状況を知らせるナビゲーションアプリ「アイテル」やフォトスポットコレクション「MapY」をリリースした。「アイテル」「MapY」共に川崎ビジネスオーディションのビジネスアイデアシーズ賞を受賞。得意のITツールを活用し、様々な課題に取り組み「Happyの創造」を追求し続けている。
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プロフィール
- お名前田島 秀賢
- お名前(ふりがな)たじま ひでのり
- 血液型AB型
- 今までに訪れた国6ヵ国
- 尊敬する経営者大坂 靖彦
- 尊敬する歴史上の人物坂本 竜馬
- 好きな作家太宰 治
- 好きな映画「スタートレック」
- 好きな女優田中 麗奈
- 好きなミュージシャンBump of chicken
- 好きな歌(曲)「糸」、中島みゆき
- 好きな漢字一文字志