未来情報システム株式会社 代表取締役社長 松浦 弘禧
高い技術力とヒューマンスキルを備え、社会インフラ構築をサポートする金融特化型SE集団
Sponsored未来情報システム株式会社
SES(システム・エンジニアリング・サービス)を提供する会社は多いが、未来情報システム株式会社の立ち位置は特殊である。金融のなかでも、特に専門性の高い数理システムの開発・保守をメインとして事業を展開しているからだ。また、代表取締役の松浦弘禧氏は、システム開発の黎明期からキャリアを重ねてきたSEでもある。数理システムを最大の強みとする金融特化型SE集団の業務内容、そして今後の戦略についてうかがった。
生命保険システムのコアとなる「数理システム」が強み
― 御社の事業の特徴を教えてください。
ひと言でいうと「金融システム特化型SE集団」です。金融といっても幅広く、業態は銀行、生保・損保、クレジット、証券などがあり、システムも大型汎用機に付属する基盤管理システム、基幹業務システムからオープン系システムまでさまざま。スキル分野もアプリ、基盤、ネットワーク等多岐に渡ります。金融システムは現代社会の最も重要なインフラの一つであり、ほとんどすべてのIT分野の技術の集大成ともいえるのです。
― その中で御社の強みはどこにあるのでしょうか。
事業は大きく3つのカテゴリーで構成されています。まず、生命保険会社の数理システムの開発・保守。次が、さまざまな金融分野の基盤系システムの開発・運用。そして、銀行、クレジット、証券などの業務アプリケーションの開発・保守。それぞれの分野ごとにコンサルタント業務、開発・保守支援業務を行なっていますが、弊社の特徴であり強みでもあるのは、生保の数理システムの開発・保守の比率が高いところ。ほとんどの場合、大手のシステム会社と業務委託契約を結び、顧客先に常駐して作業を行います。ケースはさまざまですが、2~3人でチームを組み、1つの会社に常駐することが多いですね。
― 生命保険会社の「数理システム」とはどういうものなのでしょうか。
生命保険や医療保険に加入する際、何歳で加入したら保険料はいくら、貯蓄目的の保険の場合の運用利率はこう、途中で解約した場合の返戻金はこう、支払われる保険金はこうと、非常に細かな数字が示されます。実際に契約すると、一人ひとりの被保険者に対して、死亡率や利率、事業費率などの基礎率と呼ばれる数値をもとにしながら、絶えずシミュレートすることになります。また、保険商品をつくるときの裏付けとなる計算、監督官庁に提出する責任準備金の計算の基盤になる、生命保険システムのコアにあたるのが「数理システム」。かなり数学に長けたエンジニアでなければ難しく、金融システムのなかでも極めてレアな分野です。人材不足が常態化している分野でもありますが、弊社のような規模の会社で、数理システムを手がけられるエンジニアを擁しているところは多くありません。そこが大きな強みになっています。
プロフィール
- お名前松浦 弘禧
- お名前(ふりがな)まつうら ひろき
- 出身広島県福山市
- 趣味剣道
- 尊敬する経営者本田宗一郎
- もし生まれ変わったら?次こそ視力1.0以上で戦闘機のパイロット
- 出身校日本大学(全共闘運動の最中で自衛官受験拒否の大学がある中で受け入れてくれた)
- 特別国家公務員経歴航空自衛隊5年勤務