― 「起業塾」ということですが、そのコンセプトを教えてください。
「起業塾」という名前がついていますが、「起業するための塾」ではありません。これには将来的に社会で活躍できる大人に育って欲しいという思いを込めており、「起業もできる」「企業からスカウトもされるような人財」になるための素養を育む塾なのです。
当塾で重視するのは、勉強を教えるのではなく、学習のプロセスを学んでもらうこと。たとえば、つまずくことを肯定し、どこでつまずいたかを自分で知ることで、正しいプロセスを理解して次に活かします。
そして当塾では、子どもが他の塾生に教える、ということを奨励します。人に伝えたいからこそ、自分で工夫しようと考える。子どもが教え、子ども同士で学び合うことを大切にしています。
先日、あるお母様と立ち話をしました。「高学年にもなると勉強も難しくて…。親が教えられないので、やっぱり学習塾に通わせたほうがいいですか?」と聞かれました。
そんなとき私は、「では、ぜひお子さんに教えてもらってください」と答えます。誰かに教わるよりも、誰かに教えた子どものほうが、会話力、伝達力、話の構成力が想像を超えて伸びているんですよ。
― 将来社会で活躍できる大人になるためにも、小学生から養うべきことは何でしょうか。
当塾で掲げる主なものは、自主性、創造力、適応力、そして理解力の4つです。
近年の児童に見られる傾向として、自発性や自主性が低いという傾向があります。それは、世の中が便利になり過ぎて、物がすぐに手に入り、工夫する必要がないからです。だから、親はお子さんがどんな可能性や才能があるのかを見つけられず、画一化された教育のなかで、手探りのままで受験に突入していくことが多くあります。
私は講師として学校支援で培った多様な事例と児童対応スキルを有し、また研修講師や企業の人事採用担当者としての経験を長く重ねてきました。そして現役の小学生の娘をもつ親としての視点・経験を兼ね備えていることも強み。そうした総合力を生かし、子どもたちにとって必要な学びを、魅錬義塾で授けていきます。
― 「魅錬義塾」という名称に込めた想いを聞かせてください。
まず“魅”とは「魅力ある大人になって次の日本を引き継いでほしい」という意味です。そして、「魅力は鍛“錬”をどれだけ積んだかで磨かれる」という想いがあります。そして、鍛錬とは「人のために動くことを惜しまない」という“義”の実践なのです。
このような根本的な倫理に裏打ちされた態度は、一朝一夕では身につきません。まだ人格が十分に出来上がっておらず、引き出しの少ない小学生の段階から習慣化することによって、将来は新しいサービスや商品を考えて活躍できる人財へと成長できるようになります。
プロフィール
- お名前豊田 真彰
- お名前(ふりがな)とよだ まさあき
- 出身東京都
- 血液型A型
- 趣味鉄道模型、家庭菜園、スヌーピー
- 家族妻と小学生の娘
- 座右の銘風林火山
- 尊敬する経営者松下 幸之助
- 尊敬する歴史上の人物エジソンの母
- 好きな言葉可能性はゼロではない!
- 好きなスポーツスキー、野球、ボディーボード
- 好きな漢字一文字魅