― 依頼実績が年間約1,000件とはすごいですね。成長している理由や、御社の強みを教えてください。
現在、私たちは葬儀社様からの依頼を受けて、司会や演奏などの一部の業務を請け負うのが主流です。ただ多様化するニーズに柔軟に応えていかなければいけない時代へと変貌を遂げている今、ご遺体搬送から葬儀の企画に至るまでのプロセスをワンストップで提供できるところも当社の強みではないかと思います。
また私どもの場合、司会を任されたときも、進行表と原稿を読み上げるだけではありません。常に状況を見ながら式をスムーズに進行するように努めています。たとえば、参列者の方が感極まって棺にもたれかかって泣き崩れてしまうときもあります。どんな方でも感情を抑えきれないときがあるのも、葬儀という特別なシーンだからこそ。そんなときにタイミングを見計らって、お声がけをするのも私たちの仕事です。もちろん、このときにも私たちは参列者の方の気持ちを尊重しつつ、式の進行を続けるように細やかな配慮を忘れません。当社への依頼が途切れない理由はこのように一人ひとりへの気遣いにある、と自負しています。
― 御社では、搬送サービスも行っていると聞きましたが、葬儀プロデュース会社がそこまで行うのは珍しいですよね。
はい。故人を亡くなられた場所、例えば病院などから自宅や葬儀場への移動するときは、乗用車を若干改良し、ストレッチャーを乗せるのが一般的です。しかし、私たちは最期の移動に際し、故人に最大の敬意を払いたいと考えます。そこで搬送専用の特別車両を用意。故人が亡くなられたところから、自宅や葬儀場へ大切にお送りするようなサービスを提供しているのです。
― 御社が葬儀に携わるとき、一番大切にされていることはなんでしょうか。
私が掲げているモットーは「いかなるときでも、故人の尊厳を重要視し、業務をまっとうすること」です。人生におけるラストステージだからこそ、故人の想いをしっかりと反映したものにしたいと考えています。たとえば、出棺のときにかける音楽についても、派手な音楽をかけるのは常識外れかもとためらうかも知れません。でも私たちが「故人が好きだった曲であればなんでも大丈夫です」とお伝えすることによって、その人らしいラストステージを迎えられるのです。葬儀のスタイルも十人十色であるべきだと思っています。
そういえば、以前、日本舞踊の先生をされていた方の葬儀をお手伝いすることがありました。日舞の先生ということもあり、生前にたくさんの美しい着物をお持ちでした。そこでご家族と話し合い、通常の祭壇を作るかわりに、天井から彩り豊かな着物をつり下げて飾ることにしたのです。棺にもお気に入りの着物をかけました。お寺の確認も取り、仏式の宗派にも添う形で執り行いました。このように、その人らしさを重視し、最後を見送るご家族にとっても後悔のない葬儀を行うように心がけています。
プロフィール
- お名前葛西 智子
- お名前(ふりがな)かさい ともこ
- 出身東京都
- 血液型B型
- 趣味ゴルフ・映画観賞
- 両親の職業税理士
- 尊敬する人父
- 尊敬する歴史上の人物織田信長
- 好きな言葉一期一会
- 好きなスポーツゴルフ
- 好きな芸能人木村拓哉
- 好きなミュージシャンSMAP
- 好きな歌(曲)デスペラード
- 思い出に残るプレゼントSweet10ダイヤモンド
- 休日の過ごし方エステ・LIVE
- 自分だけの隠れ家ありまーす!
- 好きなお酒の銘柄ウィスキー「山崎」
- 好きなお花白の胡蝶蘭
- 飼ってるペット猫2匹
- 乗っている車キャデラックエスカレード