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株式会社パワーエッジ 代表取締役 塩原 正也

社員一人ひとりの「人間力」がパワーエッジ最大の強み

2015年にはいよいよ社員100名の陣容に到達するパワーエッジ。営業職をおかず、SEの優れた技術力を武器に着実な成長を続けるソフトウェア開発会社である。代表の塩原氏は、成長を果たした要因について、社員の「人間力」と言い切る。社員のメンタリズムを重視する人間教育を前面に出した同社の成長戦略の中身とはいったいどのようなものなのだろうか。その工夫あふれる組織マネジメントについて同氏に聞いた。

― まず、御社の事業内容を教えてください。

 業務用パッケージソフトの開発・販売、金融系や業務系、エンタメ系を中心としたシステム開発事業、そしてSES(システムエンジニアリングサービス)として、お客様の規模や業務に最適なシステムインフラの設計・構築をコンサルティングから実施しています。ほかにもITサポート事業としてインフラの運用管理やヘルプデスクを担当する部署も設置しました。

― なぜ、パワーエッジを立ち上げたのですか。

 自分が思い描いていた会社をつくるためです。

 以前、私が在籍していた会社も当社と同じようなソフトウェア開発会社でした。そこでは毎月の勤務時間が300時間を超えるような環境で、30歳を過ぎた身体には正直厳しいものがありました。使われる側から使う側へと考えて転職を決意。大企業の情報システム部門から内定をもらったときに、パートナー会社の営業部長が「塩原くん、辞めるの? だったら起業しなよ。塩原くんならできるよ。事務所もお客も紹介するからさぁ」と言ってくれたのです。半信半疑ではありましたが、失うものもなく「こんなチャンス、もう二度とこないかも?」と思い、ソフトウェア開発会社を立ち上げました。パワーエッジを創業する前のことです。

 当時のソフトウェア業界は「2000年バブル」といわれるような活況を呈していて、非常に求人が難しい時期でした。仕事はあるけどやる技術者がいない。とにかく誰でもいいから採用しなければ仕事が回らないという状況でした。

 気付くと、その会社は私が思い描いていた会社とは全く違う文化になっていました。後ろ向きで自身に利することしかしない、他責は当たり前、会社を成長させるためではなく自身の成長のためだけに会社を利用する…。

 嫌気がさした私はその会社を副社長に譲り、自身の思い描く会社の実現のためにもう一度ゼロから起業。それがパワーエッジです。2000年10月のことですから、あれから早13年が経ちました。

― 競合が多いなかで、御社の強みはどのような点でしょうか。

 何より、人間としての魅力にあふれた人がたくさんいることでしょう。当社が採用の際に最も重視するのが「人間力」。技術スキルは後からいくらでもつけていくことができます。でも、「人間力」はそうはいきません。人間としての本質的な魅力があるかどうか、これが当社の絶対的な採用基準なのです。

 一緒に仕事をしたいか、仕事を任せることができるか、本気でサポートすることができるか、その判断のベースは人間としての魅力ですから。

著名経営者

  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • エステー株式会社

    鈴木 喬
  • 株式会社スタジオジブリ

    鈴木 敏夫
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛

プロフィール

  • お名前塩原 正也
  • お名前(ふりがな)しおはら まさなり
  • 出身東京都
  • 身長171cm
  • 血液型O型
  • 平均睡眠時間6時間
  • 平均起床時間7時
  • 趣味サイクリング、スポーツ観戦
  • おススメ本「イノベーションのジレンマ」
  • 家族独身
  • 好きな食べ物寿司、焼肉、ハムカツ
  • 嫌いな食べ物納豆、パクチー
  • 好きなスポーツアメリカンフットボール、自転車
  • 好きなミュージシャンヴァン・ヘイレン、クイーン
  • もし生まれ変わったら?また同じ人生を過ごしたい
  • 好きなお酒の銘柄サッポロ生ビール黒ラベル
  • 出身校早稲田大学
  • 今日の財布の中身26,000円
  • 乗っている車アルファロメオ156