― 3つめの「社員教育に力を入れていること」について教えてください。
理念や想いを具現化し、現場レベルで継続的に実行するための取り組みを行っています。
一つには、年初の挨拶で毎年取り組むべきテーマを設定して、言葉だけでなくそれを紙に書いて社員に配布します。実行すべき命題として頭に入れてもらい、定期的な集まりの機会でそれを反復周知し、実行できているかどうかの確認を行うのです。テーマを単なるスローガンで終わらせることなく、日々の積み重ねとして継続的に実践していきます。
「報連相」の反復の場合も、常に意識できるようポスターを貼って社員みんなで共有していきます。特別な勉強会を開催することも大事ですが、何よりもこうした日々の現場での実践の蓄積がそのまま社員教育として息づいていくことを重要視していますね。
他にも、他の企業の良いところを柔軟に取り入れることも必要な要素です。会議や研修で異業種の人たちと会い、見本となる成功施策は素直な思いで柔軟に取り入れていくことを大事にしています。その意味でも、社員が行きたい社外研修があれば参加を奨励し、資格奨励金も支給するなど、研修の場を通じて社員個々の成長を図っています。
― 組織で勝つこと、社員教育の大切さといった想いが芽生えたのはどうしてですか。
私はもともと保険会社で代理店指導の業務を行っていてプリベンタスの創業社長に出会い、その後を継ぐ形で2006年に代表に就任しました。
先代の社長はスーパー営業マンと言われるような、1人で何でもできた人でした。その後を継ぎ、会社をより発展させようと思ったときに、私は先代の真似は到底できないと思いましたから、個人の力だけではなく組織として社員みんなの力を結集することが必要だと考えたのです。
先代が築いた基礎を受け継ぎ、この会社を未来永劫に残る会社にしたい―。そのために社員一人ひとりを育て、個々を繋いで組織で勝つことのできる保険代理店として成長したいと思いました。
― なぜ永続的に継続する会社であることが必要なのでしょうか。
たとえば法人のお客様の場合、創業社長から次の代へと世代交代をしていきます。個人のお客様も子どもさん、お孫さんへと世代は受け継がれていきます。
私たちは保険をはじめとした安心をご提供していくのが仕事であり、それは長いお付き合いの信頼の上にこそ成り立つものです。世代を超えてお客様へのサービスをさせていただくためには、当然ながら私たちも永続的に継続していく会社でなければなりません。未来にわたって会社を存続させていくことが、お客様に対する責任を果たすことになるのです。
また社員にとってもそれは同じで、会社が突然なくなってしまえば今の生活はもちろん、将来設計も描けなくなってしまいます。永続的に継続する会社を作ることは、お客様と社員を守り続けるために絶対に必要なことなのです。
プロフィール
- お名前矢島 護
- お名前(ふりがな)やじま まもる
- 出身千葉県
- 身長170cm
- 体重70kg
- 血液型O型
- 平均睡眠時間5時間
- 平均起床時間6時
- 趣味マラソン・ゴルフ
- 家族4名
- 座右の銘前へ
- 出身校明治大学