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シアトルコンサルティング株式会社 代表取締役 京和 将史

技術力を武器にグローバル企業を目指す

IT業界が好景気に沸いていた2006年、京和将史氏はシアトルコンサルティングを設立した。同社の売上は、設立1年目に3.1億円、2年目に4.3億円、3年目に6.4億円。マーケットの成長を背景に、順調に売上を伸ばし続けてきた。しかし2008年9月、状況は一変した。リーマンショックがIT業界を直撃。同社の売上も前年比40%ダウンし、初めて単月赤字へと転落したのだ。不況期こそ、経営者の真価が問われる時。京和氏は不況に立ち向かい、自社の業績回復に見事に成功。さらに、今期は過去最高益を見込んでいる。劇的なV字回復に成功した理由は、いったい何だったのか。今回は代表の京和氏に話を聞いた。

※下記はベンチャー通信40号(2009年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

― まず御社の事業内容を教えてください。

 主力事業は、ITコンサルティングとシステムインテグレーションです。業務システムのコンサルティング、設計、開発を行っています。

 当社の強みは高い技術力。その技術力が評価され、サンマイクロシステムズさんや日本オラクルさんなど、大手IT企業とも業務提携しています。ちなみに、クライアントは上場企業など大手企業を中心に約110社。業界は金融、製薬、インターネット・モバイルなど多岐に渡ります。

― もともと京和さんは起業家を目指していたのですか。

 そうですね。きっかけは、母の死でした。高校1年生の時、ガンで他界したんです。母はまだ42歳。まさか死ぬなんて夢にも思わなかった。ですから本当にショックでした。火葬場で、私は母の最後の姿を見ました。母は小さな骨になっていた。それを見た時、たまらなく虚しい気持ちに襲われました。人間、死んでしまったら終わり。そう悟ったんです。

 そして一度しかない人生、何をすべきなのかと真剣に考えました。どうせなら、人生を懸けて大きなことを成し遂げたい。そう考えた私は、将来起業することを心に誓ったんです。

著名経営者

  • 伊那食品工業株式会社

    塚越 寛
  • 株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)

    羽鳥 兼市
  • GMOインターネット株式会社

    熊谷 正寿
  • エステー株式会社

    鈴木 喬
  • シダックス株式会社

    志太 勤
  • 楽天株式会社

    三木谷 浩史

プロフィール

  • お名前京和 将史
  • お名前(ふりがな)きょうわ まさふみ
  • 出身東京都
  • 身長181 cm
  • 体重65kg
  • 平均睡眠時間6時間
  • 平均起床時間6時
  • 趣味サーフィン、ゴルフ、映画鑑賞
  • おススメ本スノーボール
  • 購読雑誌日経ビジネス
  • 今までに訪れた国7ヵ国
  • 座右の銘生き残るのは強い種でも大きい種でもない、適応する種
  • 尊敬する人別所 宏恭
  • 好きな食べ物和食、イタリアン
  • 乗っている車アルファード