― 採用について、現在の御社の状況を教えてください。

　現在当社では、新卒と中途採用の双方で人材を確保したいと考えています。業務量が大きく拡大しており、それに対応するために人材の拡充が不可欠です。特に他の開発会社でスキルを身につけた方の中途採用を積極的に行いたいと思っています。

　当社では、モバイルのあらゆるシステム開発に必要なすべてのノウハウを網羅的に構築したいとの考えがあります。それを当社固有の技術として確立していくためには、現在約60名の社員規模を、200名程度にまで拡充していくことが必要だと考えています。

― どんなスキルをもつ方が、求める人材に当てはまりますか？

　一般ユーザー向けの開発実績があり、BtoCの考え方をベースとしてもっている方ですね。さらにPHPかJavaといった開発言語の技術力をもっていれば即戦力になります。当社には、モバイルの業界でトップクラスのエンジニアになるためのスキルが必ず身につく土台があると自負しています。あとは自身の向上心と、サービスを成功させるための精神力。それがあれば、相応しい仕事を任せることで必ず成長していける環境があります。モバイル開発のエンジニアとして、まさにプロフェッショナルになれるということです。

　私もエンジニアとして、技術ではまだまだ社員に負けないと思っています。難しいプロジェクトの中に入って一緒に現場を盛り上げていきながら、課題を乗り越えることでスキルアップできるSEの醍醐味を、私自身が示したいとの思いもあります。エンジニアとしてぜひ一緒に成長したいと思いますね。

― 今後の御社の成長に必要と考える要素について教えてください。

　私たちは、モバイルの市場は携帯ゲームの普及などで終わるわけはなく、社会を便利にするという視点で大きな可能性を秘めると考えながら、そこに特化した事業を進めてきました。今後、携帯がスマートフォンに置き替わり、やがて多くのノートPCもタブレット型に替わっていくでしょう。インフラが変化を遂げたときに、それを利用してどのような新たなシステムを提供できるか。そのノウハウが今後は問われていきます。さらに５年、10年のスパンでは、技術の進化に伴って、当然デバイスの形も変わります。そうした変化を早く見極めながら、新たな可能性を見つけていくことに尽きますね。

　そのためにも優れた人材の育成は不可欠です。当社ではエンジニアとしての教育を、子会社の「テクノモバイルパートナーズ」が事業として展開しています。社内での勉強会の内容を他社に提供したり、社員が講師となってセミナーを開催し、向上心のあるエンジニアを登用する機会を作っていきます。プロフェッショナルとして誇れる、真のエンジニアを育てることが最大の営業戦略と位置づけ、モバイルの業界でナンバーワンを目指していく。それが、私たちが目指していく到達点です。