― ビジョナグループでの仕事のやりがいについて教えてください。
いろんな分野の成功されているお客さまに出会い、ビジネスチャンスを生み出し、自分の成長にもつながるという生きたものであることです。仕事というのは、自分でコントロールし、支配しているからおもしろい。そう私は思っています。人から「やれ」と言われてやる仕事ほどつまらないものはありません。
たとえば、営業の現場で、車の話だけをして終わるのか、それとも、自らお客さまのバックグラウンドについてお聞きし、人生についての見識を深め、また1回のお取引から一生のパートナーを創るのか。そして、そのお客さまから紹介の輪が広がっていくのか。自らの仕事いかんで、自分がどう成長できるかが決まる。私たちの仕事は、それができる裁量が大きい。そこに大きなやりがいがありますね。
― 鷲尾さんが人材育成において大切にしていることを教えてください。
「人材教育は社長の責務である」と、私は思っています。いまの時代、企業が人間教育の最後の砦であると考えているのです。
たとえば「ジリツ」という概念を教えなければいけない。自立と自律のことです。人はそれぞれ、自分の人生を自ら意思決定しています。世の中で果たすべき使命や役割を自ら考え、それを実現していくために自立する裏側で、「自分に責任をもつ」という自律も必要なのです。
つまり、責任をもつからこそ自由がある。自分を律することで本当に自立できるということを仕事のなかから得てほしい。それをお客さまとの出会い・ふれあい・かかわり合いを通じて教えていきたい。自分を高め、自分の手と足で生きていくために必要なこと、大切なことを学び取ってほしいと考えながら、若いみんなと一緒に仕事をしています。
そして20代で店舗のマネジメントができるようになり、30代で経営者となって、自分の力で人生を歩んでほしい。その後押しを私は本気でやっていきたいと思います。世の中に必要とされつづける人間を育てたい。それが社員に対する私の想いです。
― 最後に、今後のビジョンを聞かせてください。
「自動車産業の流通革命を起こす」。これをビジョンに掲げています。輸入車の正規ディーラーは、1店舗出店するだけでも数億単位の相当な投資額になり、回収にも時間がかかってしまうビジネスモデルです。1店舗ずつ展開していては、どうしても時間もコストもかかり過ぎてしまう。ですから私たちは、少ないイニシャルコストとランニングコストと標準化・単純化されたオペレーションで差別化を図っていきます。
そして全国規模の中古車流通事業者になったうえで、その規模からくる財務基盤を背景に、ディーラー出店や関連事業の買収をいっそう進めていきます。確固たるチカラをつけたあとは、新たな成長のベクトルを生み出すための新規事業立ち上げも視野に入れています。
だからこそ素直、勉強好き、プラス思考で自らを高めていこうと努力を惜しまない人材を確保することが急務。業界再編や新市場開拓に向けて、経営参謀や経営者思考の人財をどんどん育てていきたいですね。
■ 鷲尾 潤二 (わしお じゅんじ)
1978年、神奈川県生まれ。中学時代からボクシングの世界チャンピオンを目指すも網膜のケガで断念。日産自動車の販売店を経て、18歳でフォード販売店に入社。19歳で全国トップセールスを記録、21歳でジャガー正規ディーラーの店長に抜擢される。その後、全国のディーラーの中で5期連続で販売実績(新車販売達成率)No.1を獲得。2004年、26歳でハンユウ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任、ジャガー所沢を立ち上げた。2006年から5期連続で、全国ジャガー正規ディーラーの中で販売実績No.1を獲得、2010年に株式会社ビジョナリーに社名変更、店舗数は順調に増加し、さらなる業容の拡大を見据えている。
この企業の関連ページを見る
- コーポレートサイト
※このサイトは、取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。
ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。
イシン株式会社
プロフィール
- お名前鷲尾 潤二
- お名前(ふりがな)わしお じゅんじ